私たちは主イエスを愛しているでしょうか。ペテロは、「あなたのためなら、いのちも捨てます」と言って、主を愛していると表明しました。しかしユダヤ人指導者たちに主が逮捕され、裁判にかけられた時には、保身の為に３度も主との関係を否定しました。私たちも、試練にあう時、主への愛に欠けがある事に気づかされます。
復活の主イエスは、ペテロと出会った時、ペテロを責めないで、彼の涙を拭い、その傷を癒やし、その痛みを取り除こうとされました。主は、優しく「あなたは、わたしを愛していますか」と彼に問いかけられました。主は、ペテロの愛をよくご存知でした。ペテロも主を愛していることを痛いほど分かっていました。
主は、ご自身に対するペテロの愛を３度も確かめられました。最初の２回は、「アガパオー」の愛（＝神の愛）をもって、ご自分を愛しているかと尋ねられました。ペテロは、「フィレオ－」の愛（＝人の愛）をもって主に応答しました。最後の１回は、主は「フィレオ－」の愛（＝人の愛）をもってご自分を愛するかと尋ねてペテロの心に近づいて来てくださいました。
主は、ペテロに羊飼いの任務を託し、ご自分に従うように言われました。良い羊飼いである主が、羊（＝教会）のためにご自分の命を捨てられたように、ペテロも、主に従い、羊のために自分の命を捨てるためです。主は、ご自身の御霊によって、神の愛をもって主を愛せるようにペテロを変えられました。私たちも、主の御霊に頼りつつ、主の愛をもって兄弟姉妹たちを愛し、養い、育んでいきましょう。