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「主が来られる時に備えましょう」ルカ12:35~40

 

 主イエス・キリストは、ご自身が再びこの世に戻って来られる前には、前兆として地震や飢饉や疫病が起こると語っておられます。昨今、終末の前兆かと思われるような自然災害や疫病が多発し、私たちの心を騒がせます。このような時だからこそ、主が語られたみことばに心と耳を傾け、いつ主が来られてもよいように備えていきましょう。

 私たちは、主にお会いする準備を先延ばしにすることなく、実行に移していきます。主の約束のみことばを信じて、主が再び来られることを想定していきます。主が来られる時の前兆を見ていきます。私たちは、与えられ守られている命に感謝し、主イエスが再び来られる時に備えて、良い忠実なしもべとなり、主に仕えていきましょう。

 しもべが主人を愛し、その帰りを待って、主人に仕える準備をしているように、私たちも、主イエスを愛し、主の再臨を待ち望み、主に仕える準備をしていきます。そのためには、私たちは、いつも目覚めていなければなりません。あるいは家の所有者が泥棒の侵入から自分の家を守るために備えているように、身を慎んでいなければなりません。そうすれば、私たちは日々主から幸いを得ていくことができます。主は私たちの労苦をねぎらってくださいます。

 ところが主イエスの再臨はまだ来ないと思って、私たちが主を愛するよりも自分を愛して自己中心になり、主に仕えることをおざなりにしてしまうとどうなるでしょうか。主にお会いする時に、主に合わせる顔がなく、恥じ入らなければなりません。主からの報いも多くいただくことはできません。私たちは、自分を愛する生き方を避けなければなりません。自分を愛する者ではなく、主を愛する者と変えられていきましょう。

 私たちは、主イエスがいつ来られてもよいように、主にお会いする日のために用意し準備していきます。①日々、主との交わりを保ち深めていきます。②天の御国に宝を積む生き方をしていきます。③主の喜ばれる善を行います。④主の嫌われる悪を退けます。⑤罪を犯したならすぐに悔い改めます。⑥主に助けていただくために祈っていきます。主とお会いする時に「よくやった良い忠実なしもべだ」と声をかけていただき、主の与えてくださる喜びに入れて頂きましょう。

 私たちは、主イエスが再臨されるのが早いのか、私たちが天に引き上げられて主とお会いするのが早いのか、わかりません。しかし、はっきりとわかっているのは、いずれにしても必ず主にお会いするということです。ですからあなたも私も、目を覚まして身を慎み、主が来られる時に備えていきましょう。