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「神のために生きましょう」ルカ12:13~21

 造り主なる神は、私たち人間が生きていくために必要なすべてのものを与えてくださっています。ですから私たちは、新型コロナウィルス感染拡大という大きな試練の中でも、生かしてくださっている神に「ありがとうございます」と言い、感謝を表していきましょう。

 神は、私たちが神の救いと知恵を得るように、御子イエス・キリストを私たちの世界に遣わされました。私たちは、心が物欲に囚われて、生きる目的を見失いがちです。イエスは、どんな貪欲にも注意し、財産を増やすことに心が奪われないよう教えておられます。私たちは、イエスのみことばを聞き、神の知恵と救いを得て賢く生きましょう。

 欲が深い人は、以下の特徴があります。①神にも人にも感謝しません。②持っているものに満足しません。③いくらあっても心配します。④自己所有欲が強く、人に与えることを惜しみます。⑤考えるのは自分のことばかりです。 貪欲な人は、神が、人に命もその他のものも与え任せておられる真実を忘れています。私たちは、与えてくださっている神に感謝しましょう。次に支えてくれている周りの人たちに感謝しましょう。持っているものを感謝し、満ち足りた気持ちになりましょう。心配事が解決するよう神に祈り任せましょう。自己所有欲を改め分かち合う心を持ちましょう。神を忘れて自分の安心と楽しみを追求する生き方をやめましょう。

 神は、私たちの命も、その他すべても支配しておられます。神が、私たちの魂(=命)を取られたならば、私たちは死んでしまいます。地上でいくら富や名声や、その他のものを持っていたとしても、死んでしまえばすべてを失います。私たちは、死と隣り合わせで生きており、死ねば蓄えたもの、準備したものを全て失います。死後、神の前に立ち、任されていたものに対する責任を問われます。イエスは、その真実を突きつけ、愚かな人にならないよう私たちに警告しておられるのです。あなたは、自分のために生き、地上で宝を積み上げていきますか。それともイエスのように、神の喜ばれる善を行ない、神と人のために生き、天の御国で豊かな報いを得ていきますか。イエスは、私たちに賢い生き方を示し、神の為に生きるように教えておられます。

 主イエスは、十字架でご自分の命をささげることによって、私たちの罪を赦し、神と和解させ、神のしもべに造り変えてくださいました。ご自身の御霊を与えることによって、私たちに力と願いを与えて、神のために生きるようにしてくださっています。ですから私たちは、主イエスを見倣い、神のために生きる者となっていきましょう。