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「神の御国を求めましょう」ルカ12:31~34

 私たちは、創造主なる神と御子イエス・キリストを信じました。神は、私たちの父となり、私たちは神の子どもとなっています。私たちは、自分が生きていく上で必要なものを得ることを求めるのではなく、父なる神の御国を求めていきます。即ち神のために持っているものをすべて献げ、神に仕えて生きていきます。天の父は、私たち神の子どもたちが神の御国を求め続けていくなら、私たちが生きていく上で必要なすべてのものを、御国につけ加えて与えてくださるのです。

 弟子たちは、自分たちの弱さ、敵対者たち、取り巻く厳しい環境を考えると恐れがちでした。しかし主イエスは、弟子たちに「恐れるな」と言われました。彼らにご自身の御国を与えることを神が喜びとされたからです。神は、真実なお方で、ご自分が約束されたみことばを必ず実行してくださいます。主が天から再び来られる時に、神の御国を神の子どもたちに与えられます。私たちも、御国を求め続けていく中で、反対や迫害に遭っても恐れることなく、約束の御国を待ち望みつつ、御父と御子に信頼し従っていきましょう。

 主イエスは、私たちが持っているものに固執しがちであることをよくご存知です。それゆえ、いのちの質が所有物から来るものではないことを弟子たちに示し、「自分の財産を売って施しをしなさい」と命じられました。施しは、人々のために財を献げ、天の御国に朽ちない宝を積むことにつながるからです。自分の財産を献げることは、神に喜ばれる正しい行いであり、神は施す人に報いを与えて下さいます。

 私たちが天に宝を積んでいくなら、私たちの心は天の御国の素晴らしさを体験していくことができます。握りしめているものを手放し、神と人々のために自分自身と財を献げていきましょう。主の再臨を待ち望みつつ、神の御国をますます求めていきましょう。