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「福音を語り、良い影響を与えましょう」使徒24:1~9

 

 私たちは、主イエス・キリストと福音を信じ受け入れて、神からいのちと幸いと祝福を得ることができます。救いの恵みをより深く体験しつつ、他の人たちに福音を語って良い影響を与えていきましょう。

 使徒パウロは、主と福音を語って、当時の人々に多大な影響力を与えました。パウロの反対者たちは、パウロを平和を破壊する者として非難しました。しかし、彼は一時的に共同体に分断が起こったとしても、福音は国家に、社会に、家庭に神との平和、人々との平和を真にもたらすことを確信していました。

 反対者たちは、パウロを悪い影響を与える疫病と見なし、①ローマ帝国内のユダヤ人たちを扇動している者②ナザレ人たち一派の首謀者③エルサレム神殿を汚す者として総督フェリクスの前で訴えました。パウロは、弁明の機会を与えられて反論を試みましたが、その弁明は、主と福音を証しする良い機会となったのです。

 私たちは、反対や非難を恐れてはいけません。主の聖霊に導かれて、弁明する機会を用いて主と福音を語り続けていきましょう。

 パウロは、主と福音のために生きることにより、反対者たちから、打ちたたかれ、殺されそうになりました。その生涯を通して、多くの困難に耐え、数え切れない労苦を経験しました。彼は、主と福音と教会のために正義を貫き通しました。

 私たちは、反対や困難に直面してひるんでしまうことがあります。聖霊がパウロを励まし勇気づけて、福音宣教の使命を推進させられたように、私たちも主を証しする上で、主の聖霊に助けられて、どんな人たちの前でも主と福音を伝える者となりましょう。

 パウロは、「死者の復活」について語り、主キリストの復活を伝えていきました。神の国で主と会う時に備えて、主に仕えていきました。

 主キリストが再び来られる時、すべての人間は、主の前に出なければなりません。生かされている今、すべての人間は、主の救いを得て永遠のいのちに入れられるか、それとも自らが犯した罪のゆえに永遠のさばきを受けなければならないのか、が問われています。

 私たちも、パウロのように、福音をしっかりと保ち、福音を伝えていきましょう。主とお会いする時を待ち望みつつ、主と福音に忠実に仕えていきましょう。