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「聖書を信じましょう」ヨハネ5:36~40

 

  聖書は、旧約聖書39巻、新約聖書27巻から成っています。創造主なる神が、聖霊に導かれた人々を用いて、聖書を書きあらわされました。聖書は、イエス・キリストを私たちに知らせ、私たちのうちにある弱さや醜さや罪深さに気づかせてくれます。聖書は真理のことばであり、聖書が示すイエスは、真理なる方です。イエスと出会うことによって、私たちは、自分自身を知り、神を見出すことができます。

 バプテスマのヨハネは、イエスが、人々の罪を取り除き、御霊によって聖めのバプテスマを授ける神の子であると証ししました。イエスは、生涯通じて神が行うようにと与えてくださったわざを行い、最後には十字架で救いのわざを成し遂げて、ご自分が神の子であることを証しされました。父なる神は、旧約聖書の預言者たちを用いて、イエスについて証しされています。そのことは、旧約聖書がイエスについて証ししているとも言えます。

 しかしユダヤ人指導者たちは、イエスが神から遣わされた神の子・キリスト・救い主であるとの証しを受け入れませんでした。彼らは、自分たちの行いによって、永遠のいのちを勝ち取ろうとしたのです。そのため、聖書に記されている神のみことばの意味するところを悟ることができませんでした。彼らは、自らの弱さと醜さと罪深さを認めて、イエスから救いを得るべきでしたが、自分は正しく強い人間であり、神からの救いは要らないと思っていたのです。

 私たちは、イエス・キリストを信じて永遠のいのちを与えられています。すべての罪を赦されて罪から解放され、御霊によって神の子どもとされました。神のいのちによって生かされて、神と御子との交わりを持っています。神の御国に迎え入れられ、神と御子を仰ぎ見て、永久に続く完全な交わりを持ちます。

 罪赦された恵みを味わっていきましょう。罪に対して死に罪から解放された事を信じていきましょう。神の性質を受け継ぐ神の子供であると確信していきましょう。御霊に頼り従って、神のいのちを体験していきましょう。たえず祈り、神と御子との交わりを深めていきましょう。神の御国を望みつつ、いのちのみことばを伝えていきましょう。