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「闇から光に導きましょう」使徒26:12~18

 

 私たち人間は、創造主である神に逆らい、神から離れて生きています。そんな私たちに、神の御子イエスは、出会い、ご自分を現してくださいます。無知と偏見に囚われ、高慢になっている私たちを砕き、イエス・キリストに従順な者へと変えてくださいます。

 イエスは、迫害者サウロにご自身を現わされて、憎しみと怒りに駆り立てられて生きる醜さと惨めさを知らされました。サウロは、復活のイエスこそが、自分が仕えていた神なる主であることを悟り、自らの罪の大きさに気づき、悔い改めました。

 主イエスは、サウロを闇の生き方から立ち上がらせ、光に照らされて歩むように励まされました。彼を奉仕者・証人に任命し、ユダヤ人のみならず異邦人の所にも遣わされました。主は、サウロの生い立ち、経験、教育、その他すべてを用いられたのです。

 主は、私たちの持っているものすべてを活かして、私たちを主と教会に仕える者、キリストの救いを証しする者として用いてくださいます。私たちは、与えられているすべてを用いて主と教会に仕え、主の救いの福音を伝えていきましょう。

 主は、サウロの霊の目を開けられたように、私たちの霊の目をも開け、悪魔が支配する暗闇の領域から神が支配される光の領域へと移してくださいました。私たちの罪を赦し、私たちを聖くし、神の御国の相続人としてくださいました。

 私たちは、自分の行いによってではなく、イエス・キリストを信じる信仰によって、罪の赦しを得、聖なる者とされ、神の御国の相続人とされていることを確信していきましょう。神が支配される光の領域の中で、聖霊に信頼し従って、歩んでいきましょう。