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「命を尊びましょう」詩篇139:13~16

 

 創造主なる神は、ご自身のわざによって、母の胎内で私たちを織り上げてくださいました。そして私たちが、生を受け、地上を去り、天の御国に至るまで、私たちの人生を織り上げてくださいます。
 神は、私たち人間を、被造物の中で最高の作品として、ご自分に似せてご自分の形に造ってくださいました。私たちが驚く程素晴らしく造られたことを覚えて、私たちは神に感謝を献げましょう。
 私たちは、神の創造のわざによって、この地上に存在し、生かされています。神は、大切な存在として、私たちを愛し、守って下さっています。私たちも、自分自身を大切な存在として愛し、また他の人たちも大切な存在として愛していきましょう。
 私たちは、神とキリストを信じた後にも、神を避け、神から遠ざかり、開放感を得ようとすることがあります。神の御心に従って生きる大変さから逃れようとしますが、かえって神の遍在と導きを見出すことになります。
 イスラエルの王ダビデは、神から与えられた任務を遂行する上で、困難を覚え、神なる主を避けようとしました。しかし、悔い改めて、命の源なる神に近づき、神の御霊に助けを得つつ、使命を果たしていきました。
 神に与えられている命の尊さを心に刻みましょう。高慢になり、あたかも自分が全てを造り出し、支配しているかのように思い上がってはなりません。私たちは、神のお許しのもと、生かされており、この世を去ることになるのですから。
 神は、私たちが生まれる前の状態から私たちを見ておられ、私たちの人生の一日一日を計画しておられます。私たちは、神の御霊から離れていくのではなく、かえって神の御前に近づき、神の御霊に満たされ、力づけられて生きていきましょう。