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「主は私たちの王」ミカ4:1~8

(林美江子姉によるメッセージ) 

 

主イエス・キリストは「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」(マタイ5:9)と語られました。私たちキリスト者は神の子どもとして、どのような状況下でも平和を望み、平和をつくる者としての幸いを求め続けていきましょう。

世界中の善良な人々は平和を願い希求しています。国連広場の壁には聖書のイザヤ24節「彼らはその剣を鋤に、その槍を鎌に打ち直す。国は国に向かって剣を上げず、もう戦うことを学ばない。」が刻み込まれています。

しかし、現実の世界はテロ・紛争・戦争の危機の中にあります。多くの国の為政者は国民の平和・幸福希求には目をそらして、私利私欲・自国の勢力維持に躍起です。

創造主なる真の神から離れ神を否定して、神のような存在になることを目論む支配者が平和な国や世界をつくることはできません。

私たちが希求する「平和」は、主イエス・キリストが再びこの地上に来られる時に実現します。神は主に敵対するあらゆる勢力を裁き、虐げられてきた主の羊である民を救済してくださいます。真の王である主イエスは、地に平和を打ち立て、主の民を溢れるばかりの愛と慈しみを持って治めてくださるのです。更に、主に従う者は、主が王として治める「新しい都エルサレム・神の王国」の祭司として、主と共に平和の国を治める重要な任務を与えられます。

私たちキリスト者は偶像崇拝の多い日本社会と家族の中にあって、戦いの多い信仰生活を送っています。しかし、「私たちは、世々限りなく、私たちの神、主の御名(イエス・キリスト)によって歩む。」と宣言していきましょう。主の再臨の時、すべては逆転するからです。

ですから、祈りましょう。「地の果てのすべての者が、思い起こし、主に帰って来ますように。国々のあらゆる部族も、あなたの御前にひれ伏しますように。王権は主のもの。主は国々を統べ治めておられます。子孫たちは主に仕え、主のことが世代を超えて語り告げられます。」(詩篇22:27-31)