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「礼拝の中で主を賛美しましょう」 詩篇22:22~31

詩篇作者ダビデは、イエス・キリストの十字架の苦しみと復活の勝利を預言していました。預言の通りに、イエスは、十字架の上で、私たちの罪を赦すために、私たちに代わって、神の怒りと裁きを受け、神からの拒絶と断絶を味わい、苦しみ、死んで下さいました。

 御子イエスは、十字架と復活によって罪と死と悪魔に勝利されました。弟子たちに現れ、天に昇られ、父なる神の右の座に着かれました。今も、イエスは、ご自分に頼り、ご自分を求める人たちに救いと助けを与える大祭司として働いておられます。

 御子は、神とご自分を信じる私たちを「わたしの兄弟姉妹たち」と呼んでくださっています。聖書と聖霊によって、御父がどういうお方であるかを私たちに教え続けておられます。また信じる人々の集まりの中でイエスも神に賛美を献げておられます。

 イエスはまた、私たちが、神の家族として、イエスと一緒に神を賛美し、あがめ、敬うことを命じておられます。御父が、十字架で苦しむ御子の心の叫びを聞いて、御顔を向け、悪魔と悪人たちから助け出して勝利を与えてくださったからです。

 イエスは、神を敬う人々の前で、神に誓いを立てておられます。その誓いは、神を知らない人々が、イエスを救い主と信じて、まことの神に立ち返るように導くものです。

 イエスは、苦しみの中でご自分に救いを求める人々に罪の赦しと永遠のいのちを与えて、彼らの心を満たし、神への賛美にあふれさせて下さいます。すべての国々の中から、罪を悔い改めて、神に立ち返る人々を起こし、神を礼拝する者と造り変えて下さっています。神が王として世界の国々を治め、支配権を御子に与えておられるからです。

 世界中の人々は、子々孫々まで神に仕え、神の義を語り継いでいきます。神が、御子の十字架と復活のみわざによって、御父と御子を信じる私たちを義として神に仕えるようにして下さっているからです。

 私たちは、神の家族として、礼拝の中で、御子と一緒に神を賛美し、あがめ、敬っていきましょう。人々が救われるための誓いを立て、御霊に助けて頂いて、その誓いを果たしていきましょう。十字架と復活によって打ち建てられた神の義を伝え、神に仕えていきましょう。