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「神を知っている父親の恵み」ヨハネの手紙第一2:12-14

 

 今日は、父の日です。まず父なる神に感謝し、地上の父に感謝を表しましょう。神は、世界を創造し、人類を創造し、家族を創造されました。男と女が結婚し、子どもが与えられて、家族を形造るようにされ、祝福の基とされました。神は、神と御子を信じる私たちを神の子どもとして造り変え、神の家族の一員に迎え入れ、神の御国の相続人としてくださいました。神は、あらゆる時代にわたって世界中から神の家族を形造ってこられました。

 

 ヨハネは、神の家族を霊的に幼い人たち、成熟した人たち、若い人たちに区分けし、それぞれに呼びかけて、神の変わることのない恵みを強調しています。また、①イエスの名によって私たちの罪は赦されてきたこと②御父と御子を知ってきたこと③悪い者に打ち勝ってきたことを伝えています。これらの神の恵みは、相互につながっていて、信じた時から現在まで継続し、将来にまで及びます。

 

 神は、御子のゆえに私たちの罪を赦してこられました。御子イエスが私たちの代わりに神の怒りと裁きを受けるために十字架でご自分の命を献げられたので、私たちのすべての罪は赦されました。私たちが、罪を犯す度に具体的な罪を認め、神に告白し、悔い改めるなら、神は私たちを罪から聖め続けてくださいます。

 

 私たちは、信仰によって御父と御子を知りました。私たちは、神の子どもとして天のお父様と長子イエスと豊かな交わりに入れていただいています。また神の命令を守ることによって、御父と御子をより深く知っていくことができます。そして神の御国において永遠に続く神との交わりに入れられて、御父と御子を完全に知る事になります。

 

 御子イエスは、十字架と復活によって、悪魔を打ち砕いてくださいました。御霊として、新しくされた私たちの心に住み、私たちが悪魔に勝利できるように力づけてくださっています。そして悪魔が危害を加えないように私たちを守ってくださいます。

 

 私たちは、キリストの御霊に力づけられて、神のみことばを守り、神の望まれる義と愛を行っていきましょう。神との交わりを深め、神をなお深く知っていきましょう。神に祝福された生涯を送り、神の恵みを子どもたちに遺していきましょう。