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「愛なる神のうちにとどまる」Ⅰヨハネ4:13~16

 

イエス・キリストは、「互いに愛し合いなさい」と教えられました。しかし、私たちは、人をなかなか愛することができません。人を愛することは強固な意志が必要であり、忍耐つよく継続していかなければならないからです。ところが、人を憎んだり、妬んだりするのは、誰に教えてもらわなくてもできます。

 創造主なる神は、私たち人間を愛しておられます。私たちは、神に出会い、神の愛に触れて、人を真に愛する思いが与えられます。神の助けにより、日々の生活の中で人を愛する事を学び、行っていきます。

 聖書が教える神は、愛なる神です。私たちが愛なる神にとどまれば、神も私たちのうちにとどまって、私たちを通してご自分を現してくださいます。私たちは、神と御子イエス・キリストを信じて、神の御霊を心に宿しています。御霊によって神のうちにとどまっており、神も私たちのうちにとどまっておられることを知ります。

 聖書は、父なる神が御子イエスを私たちの救い主として私たちの世界に遣わされたことを証ししています。一人ひとりが、イエスが神の子・キリスト・救い主であることを信じて告白すれば、神がその人のうちにとどまっておられ、その人も神のうちにとどまっています。

 父なる神は、神を憎んでいた私たちの罪を赦すために、御子をなだめのささげ物として遣わされました。御子の身代わりの死によって、私たちの罪は赦されました。御子の復活によって、私たちは永遠のいのちを得て、神の子どもに造り変えられました。

 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛してくださいました。私たちは、試練にあったとしても、神の愛を信じ続けていきます。人を愛し続けていきます。神のうちにとどまり続けていきます。

 神が野菜や果物を成長させてそれぞれの実を結ばせます。同じように、神が私たちを成長させて御霊の実を結ばせてくださいます。ですから、私たちは、①神とみことばに信頼し従うことを決意しましょう。②自らの弱さを認め、助けを祈り求めていきましょう。③愛の実を結んでいけるように、内住の御霊に助けていただきましょう。