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「エデンの園からの追放」 創世記3: 22-24

創造主なる神は、ご自分が造った人を愛しておられます。神は人を愛しておられる故に、人が悪を行った時には、ご自分の正しいさばきを下されます。人が自らの罪に気づき、悔い改めて、神に立ち返るように今も働き続けておられるのです。

 聖書の神は、三位一体の神です。御父、御子、御霊なる神です。人は神の形に造られた故に、善と悪を知っておられる神のようになる事を願いました。エバとアダムは、悪魔の誘惑に負けて、神が人に食べてはならないと禁止した「善悪の知識の木」の実を取って食べました。

 人は、確かに神のようになり、自分で善悪を決めるようになりました。今日まで、人は自分の価値判断に立ち、神が善とされる事さえ悪とみなし、神が悪とされる事さえ善とみなすようになっています。

 神は、人が神から離れて罪の中に永遠に生きないように、3つの対策を講じられました。

①人は、神が言われたように必ず死ぬ事になりました。いのちの源なる神から離れ、肉体的な死を味わい、死んだ後に神の前に立ち、生前に行ってきたことに対する神のさばきを受けなければなりません。

②人は、エデンの園から追放されたので、神が食べることを許された「いのちの木」の実を取って食べることができなくなりました。

③神は、人が神から離れ、罪を犯して生きる事の悲惨さを徹底的に教え、人が自らの罪を認めて、神に立ち返る道を開いてくださいました。

 神は、御子イエス・キリストを不従順な世界に遣わされました。御子は、私たちに言葉と行いをもって父なる神を現して下さいました。私たちのために十字架に架かって、私たちが本来受けるべき罪の刑罰と呪いを背負って、神のさばきを引き受けて下さいました。

 私たちが、自らの罪を認めて、神に立ち返るために方向転換するなら、神は、私たちの全ての罪を赦し、永遠のいのちを与え、天から下ってくる神の都の住民として下さいます。御子は、私たちが神の都で、いのちの木から、12種の実を取って食べるようにして下さいます。

 私たちは、順境の時にも逆境の時にも、御父と御子を信じ続けましょう。御霊に頼り従って、悪に勝利し、善を行いましょう。神の都にていのちの木から、神の全ての実を味わえる日を待ち望みましょう。