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「いのちの木から食べましょう」 黙示2:1~7

  聖書の教える通りに、造り主なる神と救い主イエス・キリストを信じている人は、罪を赦されて永遠のいのちを得ています。永遠のいのちを完全に享受できる約束が与えられています。生かされている今は、不完全ながらも永遠のいのちを味わうことができます。

 競技者が、栄冠を得るために、常日頃から節制して訓練に励むように、私たちも、「いのちの冠」を得るために、山あり谷ありの人生レースにおいて日々自制し、主からの訓練を受け、励んでいきましょう。

 主イエスは、すべての教会を保ち治め、教会の間を隅々まで歩いて見守ってくださっています。主は、私たちを治め、守ってくださり、私たちのすべてを、何から何までよくご存じなのです。

 イエスは、エペソ教会の兄弟姉妹たちが、イエスのために働き、骨折り、忍耐していることを知っておられました。偽使徒たちが持ち込んだ偶像崇拝と淫らな行いに関する悪い教えを見抜き、悪者たちを許すことなく、閉め出すために労力を惜しみませんでした。

 しかし、エペソの兄弟姉妹たちは、いつのまにか主を愛さなくなりました。主は、彼らの愛の欠如を鋭く指摘されました。主は、ご自分を信じている人たちを愛しておられます。そして愛の応答として、信じている人たちがご自分を愛することを願っておられます。

 主は、エペソの兄弟姉妹たちが、ご自分を愛さなくなった原因に気づき、悔い改めて、ご自分を愛するようにと迫られました。私たちも、主を愛する愛が冷えていたなら、どこから外れてしまったのかを自問し、主を愛していく方向に転換していきましょう。

 エデンの園では、神の支配と守りが満ちていました。しかし人は善悪の知識の木から、その実を取って食べて神のようになったので、エデンの園から追放されて「いのちの木」に至る道は閉じられました。しかし父なる神は、御子の贖いによって、閉ざされた道を解放し、神と御子を信じている人たちに、神のパラダイス、即ち神の都で、いのちの木から実を取って食べる特権を与えると約束して下さいました。

 私たちは、キリストの御霊が語っておられる神の都での約束に耳を傾けていきましょう。主を愛する点で豊かな者となり、敵である悪魔に勝利していきましょう。神の都にて、いのちの木から、その実を取って食べ、神のいのちで満たしていただきましょう。