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「イエスはいのちを与えることば」 ヨハネ1:1-5

創造の始めに、神のことばなるイエス・キリストが、神と共に存在し、神ご自身として存在しておられました。「ことば」は、伝達の手段であり、交流の手段です。しかも、「神のことば」は、創造の手段でもあり、いのちを与える手段でもあるのです。

 創造主なる神は、すべてのものを、キリストによって創造されました。天にあるもの、地にあるもの、目に見えるもの、目に見えないもの、すべてが、キリストによって造られました。あなたも私も、キリストによって造られたのです。

 しかし、人は、創造主なる神に逆らい、神から離れ、自分勝手な生き方をし、欲望に支配されて生きています。それで、肉体は生きているのですが、霊は死んでいます。やがて、肉体の命が取り去られる時が来ます。死んだ後、人は、神の前に出て、申し開きをしなければなりません。神は、私たちが、思い、話し、行ってきたすべてについて、ご自身の善悪の規準に従って、正しく、公正なさばきをくだされます。

 造られた人間は、造り主なる神から命をいただいて生かされています。肉体の命もそうですが、霊的ないのちも、いのちの神からいただいて生かされていくことができます。神は、私たちに罪という暗闇に気づかせ、暗闇の世界から私たちを救い出すために、神の御子イエス・キリストを、人々を照らす光として、暗闇の世界に送ってくださいました。自然の光が、闇を照らし、ものを温め、生物に命をもたらすように、イエスは、私たちの罪を照らし、神の愛を届け、私たちに永遠のいのちをもたらしてくださいます。

 私たち自身も含め、存在するすべてのものは、神のことばなるイエス・キリストによって造られたことを確信していきましょう。私たちを照らすいのちの光なるイエスに信頼し従って、罪から守られ、義を行っていきましょう。