· 

「栄冠を目指して進む」 Ⅰコリント9:24-27 林 美江子姉

今夏、一年延期されていたオリンピックとパラリンピック東京大会が開催されました。

選手達は先の見えないパンデミックの中、不安と希望を胸に抱いて厳しいトレーニングと節制に励みました。メダルを獲得した者もメダルを逃した物も、選手達は各々が設定した目標を目指してベストを尽くしました。 

パウロはスポーツ競技に例えて、キリスト者に「救いの完成を目指して努力すること、自己訓練することの大切さ」「目標のない生き方は空を打つように虚しいこと」を説いています。パウロはイエス・キリストに出会うまで、迫害者の筆頭でした。彼はイエス・キリストを信じる信仰によって、罪赦され、義とされ、永遠のいのちをいただく者へと生まれ変わりました。ですから、パウロは多くの苦難に遭いながらも、誰よりも強く「神の栄光にあずかる望み=栄冠を受ける」に照準を定めて、「何をするにも、すべて神の栄光を現わす」ことに励みました。あなたは何処に照準を定めて一度きりの人生を歩んでいますか。

私たちもパウロのように「朽ちない冠=栄冠を受ける」ことに目標を定めて

「節制」していきましょう。キリスト者にとっての「節制」とは、霊的成長を妨げる全てものを避けていくことです。

私たちが「栄冠を目指して」進んでいこうとする時、私たちには伴走者が必要です。

何故なら私たちは弱いからです。肉体の目は見えていても、魂・霊の目は見えていないからです。私たちには伴走者として、助け主なる聖霊と聖書のみことばが与えられています。

私たちが「栄冠への道」を外れないように、慰め励まし教え導いてくださいます。

霊の目が開かれて、主イエス・キリストを信じ、みことばに従う者とされた私たちには使命が与えられています。今度は、霊の目が閉じたままの人たち・特に家族を主イエスのところに連れていく伴走者になりましょう。

家族みんなで手をつないで栄冠を目指して進みましょう。