「真の神を信じる幸い」 ヘブル11:1~3

私たちキリスト者は、創造主であり、生きて働いておられる真の神のみを信じ、礼拝しています。キリスト者にとって、信仰は人生を大きく変え、生活全般に浸透していく力を持っています。しかし、偶像の神々を信じ、拝み、祈っている多くの日本人にとって、人生や日々の生活の中で、信仰が大きな影響力を持ち、人々の必要に応えるものとはなっていません。なぜなら、彼らの信仰の対象は死んだ人間や木・石で作られた偶像だからです。当然その信仰も死んだもの、朽ちていくもの、役に立たないものです。偶像の神々を信じ、拝み、祈ることは、空しいことです。 真の神を信じる信仰は、実際に役立ちます。神が約束しておられる天の御国とその報いを目当てにして、神のために、人々のために、主にある兄弟姉妹のために、人生を用いることができるからです。試練や困難に遭っても、信仰と忍耐をもって、それらを乗り越えていく力となるからです。 私たちは、この世界が神のみことばによって造られたことを信じています。創造主なる神が造られた世界の恩恵に浴しています。神は、創造を終えられた後、全てを見られて、非常に良かった・美しかったと言われました。人間の罪によってこの世界は壊されている所はありますが、それでもなお、私たちは神の創造の美しさを至る所で見る事ができます。 創造主なる神を信じる信仰は、人類が始まってから今日まで受け継がれています。昔の信仰者たちは、神とみことばを信じ続けたので神に認められました。現代に生きる信仰者たちも、試練や困難に直面しても、神とそのみことばに信頼していきます。

私たちには、信仰と忍耐が必要です。世々の聖徒たちは、天の御国を憧れつつ、神のために生きる上で生じる苦しみを耐え忍んで生涯を終えました。主も、私たちが天の御国を受け継ぐことができるように、私たちに代わって十字架での苦しみを耐え忍ばれました。私たちも、真の神と真の救い主を信じていきましょう。神は、約束のみことばの通りに、天の御国を私たちに与えてくださることを確信していきましょう。あらゆる重荷と罪を捨てて、主に倣い、神の豊かな報いを期待していきましょう。