「霊の父に服従して生きる」 ヘブル12:4~11

試練にあった時、私たちは、神が私たちを愛しているなら、どうして試練にあわせるのかと思ってしまいます。しかし、神は、私たちを子どもとして愛しておられるので、訓練し、試練をも許しておられるのです。御子イエスは、私たちよりもはるかに厳しい試練にあわれました。それでも、イエスは十字架の死に至るまで父なる神に信頼し従い通されました。御父のご自分に対する愛を覚え、御父と私たちを愛して、命を捨てて下さいました。

神の子どもとされたキリスト者の生涯は、罪に対する戦いの連続です。イエスに倣って、私たちも、罪と格闘し、命がけで罪に抵抗し、勝利する覚悟が必要です。不信仰の罪、不従順の罪に陥らないように気をつけなければなりません。次から次へと襲いかかってくる罪に対して勝利するのか、負けてしまうのか、私たちは、絶えず剣が峰に立っています。

御父の訓練を有効活用するために、私たちは5つのことを行ないます。①神の訓練を重んじます。②神の訓練によって気落ちしないようにします。③神の訓練を愛のムチとして受けとめます。④試練を神の訓練として捉えます。⑤神を敬い、神に服従していきます。

父なる神が、私たちを子として訓練する目的は、私たちに神の聖さと義しさに与らせるためです。神は、御子の十字架の血と聖い御霊によって、私たちから汚れと不義を取り除き、聖なる人・義しい人に造り変えてくださいました。私たちは、御父の訓練を受けて神の聖さと義しさにあずかり、神の子どもとして成長していくことができます。神に鍛えていただいて、御霊に助けられて聖と義を行ない、平安の実を結んでいきましょう。