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「希望は失望に終わらない」  ローマ5:1~5

「希望は失望に終わらない」  ローマ5:15

青年時代には夢と希望を持ち、その夢の実現に向かって進むことも多いでしょう。時には事がうまく行かず、「生きていることが辛い」と思い、失望してしまうこともあるでしょう。しかし、造り主なる神の愛に触れ、救い主イエス・キリストを信じていくなら、私たちは真の希望を持つことができます。年齢を重ねるにつれて、神の恵みをより深く知り、辛かったこともなつかしい思い出となるのです。

私たちは、イエス・キリストを信じて、罪赦され、義とされ、神との平和をいただき、恵みの中に生きています。キリストに似た者へと変えられる希望を持ち、直面している困難の中でも喜んで生きることができます。ですから、私たちは、人生に嫌気がさし、死を待つ生き方を選び取りません。自分の弱さを覚えつつ、キリストにある神の大いなる恵みを感謝して、天の御国を目指す生き方を選び取っていきます。

私たちが経験する苦難の一つ一つは、信仰に踏みとどまる忍耐を私たちにもたらし、神の子どもとしての品性を培う上で役に立ちます。神は、苦難を通して、私たちを鍛え上げ、練り上げ、長子キリストに似た者へと変えていってくださいます。私たちも、苦難が忍耐を、忍耐が練られた品性を、練られた品性が希望を生み出すとのみことばをしっかりと受け入れて、苦難においても喜んでいけるものとさせていただきましょう。

神は、贈り物として聖霊を私たちに与えてくださいました。聖霊は、私たちの心の内に住んでくださっています。神は、聖霊を通して、ご自身の愛を私たちに悟らせ、私たちの心に注ぎ続け、心の底から湧き出させてくださっています。聖霊はまた、私たちが苦難の中においても喜んでいけるように、慰め、励まし、力づけ、助けてくださいます。ですから、あなたも私も、聖霊に助けていただいて、神の栄光にあずかる希望に立ち、苦難の中でも大いに喜んでいきましょう。