「クリスチャンの信仰成長戦略」 マルコ4:1~20 飯田浩章兄

イエス様がマルコの福音書4章で4つの種の話をしました。その後、弟子たちはどういう意味か尋ね、イエス様は答えてくださいました。その4つの種の話の後に、イエス様と弟子たちは舟に乗り込みました。舟は嵐に会い、転覆しそうになったので、弟子たちはとても慌てました。しかしイエス様は寝ておられました。それを見た弟子たちは、「わたしたちが死んでもいいのですか」と文句を言いました。弟子たちは、ちょっと前に4つの種の話を聞かされ、岩地に蒔かれた種は困難や迫害があるとつまずいてしまうと言われたばかりでした。これまでも弟子たちはいろいろな奇跡や、イエス様の神としての権威を見せられてきたのに、いざとなると信仰がないことがあらわにされました。しかし信じ切れないという、その不信仰があらわにされたほうが良かったのです。不信仰があらわになった時こそが、へりくだり信仰が生まれる瞬間だからです。神様は信仰の英雄に私たちをしてくださるのではなく、その困難の中で、弱さを知って、ますます神様により頼む者として、私たちを訓練してくださるのです。知識として持っていた信仰が、困難のなかで、その弱さを知った時、私たちのうちで、血となり肉となっていくのです。