· 

「憎しみと妬みからの解放」 創世記37:1~11

造り主なる神は、私たちが罪の問題を抱えて苦しんでいることをよくご存知です。私たちは、自分で憎しみや妬みを解決することができません。しかし神は、弱い私たちを憎しみや妬みの罪から解放してくださいます。私たちが神のお働きに心を向け、認め、信頼していくなら、私たちは罪から守られ、自由になっていくことができるのです。

 ヤコブには12人の息子たちがいました。ヤコブは、ヨセフを一番愛していました。神は、ヨセフを選んで、神の祝福と救いをイスラエルの民のみならず、全世界の民にもたらすことを計画されました。神は、ヨセフと共におられ、彼を祝福されました。ヨセフは、神のみわざに心を留め、神と父に従い、神にも父にも愛されていました。しかし彼の兄たちは、ヨセフを良く思わないで、憎み、妬みました。

 神は、ヨセフを通して家族を救うために、夢で二度も救いの方法を告げられました。ヨセフが家族の支配者となり、家族が彼に仕える事になる夢でした。兄弟たちは、ますますヨセフを憎みました。ヨセフは、夢の中で神が将来行われることを確信し、試練の中でも耐えていきました。神がすべてのことに働いて善いものをもたらされることを信じていきました。それゆえ、ヨセフは、兄たちを憎み、恨み、妬むことはしませんでした。

 ヨセフの行いは、神の御子イエス・キリストの愛と赦しを予め表しています。御子は、私たちを罪から救うために十字架で苦しみ、命を捨て、3日目に復活されました。私たちは、御子のみわざに信頼して①自分は憎しみや妬みの罪とは別の存在である事を認識しましょう。②御子が十字架の死と復活のいのちによって私たちを罪から解放して下さった事を確信しましょう。③私たちの内に住んでおられる御霊に頼り従って罪に勝利させて頂きましょう。