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「新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れましょう」  マタイ9:14~17

神の子イエス・キリストは、病人を癒やし罪人を救うために暗闇の世界に来てくださいました。自分は強くて正しいと思っている人たちではなく、自分の弱さと罪に気づいている人たちを招くために来てくださいました。実は、造り主なる神にすれば、すべての人が病人であり罪人です。たとえ自分は強くて正しいと思っている人も、キリストの救いを受けていなければ、病人であり罪人です。

 当時の宗教指導者たちは、イエスを非難しました。バプテスマのヨハネの弟子たちは、イエスの弟子たちが断食しないことを批判しました。イエスは、ご自分を花婿、ご自分の弟子たちを花婿の友人にたとえられました。弟子たちは、イエスが一緒にいる間は喜んでいます。しかしイエスが十字架につけられて殺される時には、悲しんで断食をします。イエスは、十字架でご自分の命を贖いの代価として捨てることを覚悟しておられたのです。

 イエスがこの暗闇の世界に来られたのは、ご自分を信じる人たちを新しい人として造り変え、彼らが新しい歩みをするためでした。イエスは、①衣と継ぎ切れのたとえと②ぶどう酒と皮袋のたとえを使って新しい生き方を教えられました。人がイエスを神の子・キリスト・救い主と信じるなら、人は正しい人・神の子どもとなり、新しく生きていくことができます。新しくされた私たちが新しい生き方をしていく時に、私たちは天の御国に繋がる実りある人生を送る事ができます。

 さまざまな病人・罪人たちは、イエスを癒やし主・救い主・助け主と信じました。彼らは、イエスとそのみことばを信じて癒やされ救われたのです。弟子たちは、復活の主に出会い、大いに喜びました。そして天に昇られたイエスが聖霊として彼らの上に来られていつまでも共におられるようになり、とても大きな喜びに包まれました。私たちも、主が一緒におられることを喜び、主に助けていただいて豊かないのちの実を結びましょう。