· 

「みことばを宣べ伝えましょう」 Ⅱテモテ4:1~5

今週は受難週です。来週の日曜日は復活祭です。主イエス・キリストは、私たちの罪のために十字架に架かって死なれ、3日目によみがえって死に勝利され、弟子たちに現れてくださいました。主から与えられた福音のみことばを、主の弟子たちは、ユダヤ人にも異邦人にも伝えていきました。私たちも、同じ福音を聞いて受け入れ、福音の恵みに与り、福音のみことばを宣べ伝える使命を主から託されています。

  私たちは、パウロを通して語られた主のみことばが、偽りではなく真実であることを確信していきます。主が、生きている人々も死んだ人々も裁く権威を持っておられることを覚えていきます。世の終わりに「王の王、主の主」として来られ、神の御国を打ち建て、神の民を治めてくださることを待ち望んでいきます。

 パウロは、若き同労者テモテに、①未信者にも信者にも福音の真理のみことばを宣べ伝えていくように②どんな時でも福音を伝えることに熱心に取り組んでいくように③忍耐の限りを尽くし、絶えず教えて、罪を知らせ、悔い改めへと導くように④人々が福音を受け入れて、その恵みに与ることを勧めるように励ましました。しかし人々は、福音の真理のみことばに耳を傾けようとしないで、自分たちの好みに合う偽りの空しい話に心が奪われてしまいがちでした。

 更にパウロは、テモテに、どんな場合にも主と福音のために苦難を耐えて、福音宣教のわざに励み、主から任された奉仕を果たしていくように教えました。パウロは、主と福音に仕えていきました。主の現れとその御国を思って福音宣教に励んでいきました。私たちも、困難に直面しても、信仰を保ち続け、義の栄冠を受け取りましょう。また主と福音のために神と人々に仕えて、主から豊かな報いをいただいていきましょう。そして天に朽ちない宝を蓄えていきましょう。