· 

「共に祈りましょう」使徒2:37~42

復活の主イエスが約束された聖霊降臨の日に備えて、使徒たちはエルサレムで婦人たち、およびイエスの母と兄弟たちと共に祈りに専念していました。弟子たちは、その日がいつであるか分かりませんでしたが、聖霊降臨を待ち望んで、熱心に、ひたすら祈っていました。聖霊は、ペンテコステの日、弟子たちの上に降って来られました。

 聖霊は、私たちの心に働きかけて、十字架の救いを知らせ、私たちの罪を明らかにします。ペテロは、救いを求める人々に、罪が赦されるために、罪を悔い改め、イエスを救い主と信じて洗礼を受けるように、そうすれば聖霊を受けると教えました。私たちは、神に逆らい、人を傷つける罪の性質を抱えています。イエスのみが、私たちを罪から救い出してくださいます。聖霊のみが、私たちに力を与えて神に喜ばれる義を行わせてくださいます。

 聖霊が与えられる約束は、預言者たちとイエスを通して預言されていました。この約束は、イエス・キリストを信じる人々、即ち神がご自分のもとに招いておられる人々に与えられています。神は、みことばと御子イエスを通して、救いを求める人々をご自分のもとに招き続けておられます。ですから、ユダヤ人、異邦人、大人、子ども、誰でもイエス・キリストの名前を呼ぶ者はみな救われるのです。

 救いのことばを受け入れて洗礼を受けた人々は3,000人ほどになり、主の民である教会に加えられました。聖霊が彼らに豊かに働いたので、初代教会は、使徒たちの教えを堅く守り、主にある交わりを深め、主の聖餐を持ち、祈りに専念しました。私たちも、聖霊に助けられて、聖書の教えをしっかりと守り、兄弟姉妹として交わりを深め、主の聖餐にあずかり、共に祈りに励み、主と救いの福音を伝えて主の教会を建て上げていきましょう。