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「主による律法からの解放」ローマ7:1~6

創造主なる神は、イスラエルの民にモーセを通して律法を与えられました。異邦人には良心を通して律法を与えられました。律法は、人の行うべき善と行ってはならない悪を示しています。神の願われる善を行えば、人はいのちと幸いと祝福を得ることができます。しかし神の憎まれる悪を行えば、死と災いと呪いを受けることになります。問題は、人はなかなか善いことを行えず、ついつい悪いことをしてしまうところにあります。

主イエス・キリストは、私たちを死と災いと呪いから救い出すために、私たちの所に来てくださいました。十字架の死と復活のいのちによって私たちを罪と律法から解放し、義の奴隷・御霊によって神に仕える者と造り変えてくださったのです。パウロは6章においてキリストに結びついている私たちが罪から解放されて義の奴隷となっている真実を伝えています。次に7章において私たちが律法から解放されて御霊によって神に仕えている者である真実を教えています。

パウロは、結婚の法を比喩として用いて、キリストに結びついている私たちキリスト者は主の死によって律法に対して死んでいることを明らかにしています。主の復活によって私たちに義といのちの御霊が与えられていることを示しています。それは、私たちが神のために善い実を結んで神のいのちを味わい、神の御国に入れられるためです。また、悪い実を結んで死と滅びに向かわないためです。

私たちは、主によって罪と律法から解放されたことを信じていきましょう。主によって義の奴隷・御霊によって神に仕える者と造り変えられていることを確信していきましょう。主の御霊に頼り従って、義を行い、神に仕え、いのちと幸いと祝福を味わっていきましょう。