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「主の権威あるみことば」 マタイ8:5~13

イエス・キリストは、「主の主、王の王」です。みことばをもって世界の為政者と人々を支配しておられます。私たちは、百人隊長のうちに主イエスの権威あるみことばの働きを見ることができます。彼は異邦人でしたが、聖霊に導かれ、イエスを神の子・キリスト・救い主と信じることができました。彼は、病気になっていた自分のしもべが癒やされることを心から願い、イエスのもとに来ていました。

 百人隊長は、イエスがみことばさえ語ってくだされば、自分のしもべは癒やされると確信していました。イエスとみことばに絶大な信頼を寄せていたのです。権威に仕える者として、権威の持つ力を知り、自らも行使していたからです。イエスは、信仰に満ちた百人隊長のことばを聞いて、喜び驚かれました。神の御国の民と言われるイスラエルのうちにも見出せない程の信仰だったからです。

 イエスは、すべての人を神の御国に招いておられます。神の御国に入ることができるのは、イエスを神の子・キリスト・救い主と信じる人たちです。世界中から神とキリストを信じる人たちが集められ、彼らは信仰の父祖アブラハム、イサク、ヤコブと共に神の祝宴にあずかります。ところがイスラエルの民であっても、イエスを信じない人たちは神の御国に入ることはできません。

 イエスは、百人隊長の願いに応えて彼のしもべを癒やされました。百人隊長が全面的にイエスのみことばに神の権威があることを信じたからです。ですから、私たちも、①イエスが神の遣わされた神の子・キリスト・救い主であることを信じていきましょう。②イエスが神の権威を用いてご自身のみことばを語っておられることを確信していきましょう。③主のもとに行き、心を込めて願い、主のみことばが実現する時を待ち望みましょう。