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「父なる神を見る」 ヨハネ14:7~11

創造主なる神は、私たちが神の子どもとなるように、独り子イエス・キリストを私たちの所に遣わされました。私たちは、神と御子イエスを信じて神の御霊を受け、神の子どもとなっています。神を天のお父さんと呼び、イエスがお兄さんです。御霊が私たちを助けるお母さんのようです。私たちは、神の子どもたちであり、神の家族のメンバーです。父なる神と御子は一体であり、イエスは神を現しておられます。私たちは、イエスを通して父なる神を知り、見ることができるのです。

 イエスは、神とご自分を信じてきた弟子たちに、ご自分を知っていることは御父を知っていることであり、ご自分を見ていることは御父を見ていることでもあると教えられました。イエスを知り見ることは、イエスとの深い交わりに入れられていることを意味し、そのことは御父との深い交わりに入れられていることを意味しています。

 ところが弟子たちは、イエスとおよそ3年半寝食を共にしたにもかかわらず、イエスが子なる神であると気づきませんでした。イエスを見てきた人は、イエスを遣わされた父なる神そのお方を見てきたことになります。ですから私たちは、弟子のピリポのように「私たちに父を見せてください」と言う必要はありません。御子を見ていることが御父を見ていることになるからです。弟子たちは直接イエスを見ましたが、私たちは聖書を通してイエスを知り見ることができます。

 イエスは、弟子たちがご自分のみことばを信じることを願われました。御子のみことばは御父のみわざであるからです。イエスはまた、弟子たちが御父とご自分を愛することを願われました。私たちは、御霊の助けを得て、愛の戒めのみことばを守り、互いに愛し合い、御父と御子を愛しましょう。そうするなら、私たちは、御父と御子と深い交わりを持ち、天の御国にある平安と喜びに与る事ができるのです。