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「私たちは神の御霊のうちにいる」ローマ8:9~11

キリスト・イエスを信じる前は、私たちにはいのちの御霊は与えられていませんでした。ですから、いのちの御霊に祈り頼り従う生き方は考えることすらできませんでした。私たちには2つの選択肢しかありませんでした。①肉の欲望に任せ従う生き方②自力で罪を押さえ込む生き方のいずれかです。どちらにしても罪の力・肉の欲望に打ち勝つことはできませんでした。

しかしキリストを信じている今では、私たちはもはや肉のうちにいるではなく、神の御霊のうちに生かされています。ですから御霊に頼り従うなら、私たちは肉の欲望に勝利し、神の律法に従い、神を喜ばすことができます。このようにして、神は③神の御霊に頼り従う生き方を私たちに提供してくださっています。

私たちは、自分の思い通りに体を動かすことができません。罪が体のうちで強く働くからです。しかし私たちの霊は、キリストの義の行いのゆえに義とされています。私たちは、新しくされた霊のうちにキリストの御霊を宿しているので、キリストのいのちに満たされて生きることができるのです。

私たちは、罪の体・死の体をまとっているので、体のうちに働く、罪の力・肉の欲望に悩まされ苦しめられています。また病気や老いなどの様々な弱さを抱えつつ、日々体が贖われることを求めて呻いています。神は、キリストの再臨時に私たちの体を、罪もない、死もない、病気もない、弱さもない復活のからだに変えて下さいます。ですから私たちは、復活のからだを頂ける希望を持って、毎日体のうちに働く罪との戦い、死との戦い、病・弱さとの戦いに、私たちのうちにおられる御霊に頼り従って勝利させていただきましょう。