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「神は私たちと共におられる」 イザヤ7:10~14

あなたは、厳しい試練や困難に遭って、恐れ、心配、不安、思い煩いに押しつぶされることはありませんか。しかし、あなたは一人ではありません。造り主なる神があなたと共におられます。あなたに救いを与え、助け、支え、導き、一緒に歩んでくださいます。「恐れるな。わたしはあなたと共にいる」と励まし、私たちをいつでも助けようとしてくださっています。私たちが神に助けを求めるなら、神はあなたの叫びを聞き、必ず助けてくださるお方なのです。

紀元前734年、南ユダ王国のアハズ王の時代、預言者イザヤは、処女が身ごもり、「インマヌエル」と呼ばれる男の子を産むことを預言しました。神は、イザヤを用いて、救い主イエス・キリストの誕生を予め知らせたのです。イエスがお生まれになる730年近くも前のことです。人類を救うためのご計画を予め知らせることは、人間にとっては不可能なことです。しかし神にとっては可能なのです。

アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、ヨシュア、ダビデ、そしてマリヤも、主とみことばを信じて、苦難を乗り越え、神から祝福を得ることができました。神は、彼らと共にいて、彼らを助け、守り、支えられたので、彼らは困難を乗り越え、敵に勝利し、神の祝福を得ました。しかし神に頼らず、従わず、悪を行う人は、災いを被り、呪いを受け、滅びを招いてしまいます。アハズ王は、父祖ダビデとは違って、神とみことばに従わず、悪を行いました。

イザヤの預言は成就し、紀元前5年、救い主イエスがお生まれになりました。「神が私たちと共におられる」祝福が、全世界の人々に及んでいます。イエスは、ご自分を信じる人々を罪と死と悪魔から救い出して、罪の赦しと永遠の命を与え、神の民とし、神と共に生きるようにしてくださっています。神の民を助け、守り、支えて、真の神を礼拝するようにしてくださっています。終わりの日には、全ての国々が神の都に集まり、神を共に礼拝する事になります。私たちは、神の御国を待ち望みつつ、主が私たちといつも共におられる事を覚え、主に頼り従いつつ、主に助けていただきましょう。