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「キリストの栄光を叫びましょう」 イザヤ40:3~8

神は、御使いを遣わしてご自身のみことばを預言者たちに語られました。イザヤは、イスラエルの民が囚われの地バビロンから故国カナンに帰るようになることを預言しました。神に逆らい、偶像に仕え、神の律法を破っていた民が方向を転換し、神に従い、神に仕え、神の律法を守るようにと、みことばを民に語っていきました。神は、民が神のもとに帰ることができるようにすべてを働かせて、ご自分と民を遮るものを取り除いてくださいました。神がペルシア帝国とその王を用いて彼らが無事カナンに帰ることができるようにされたので、民は主の栄光を仰ぎ見ることができました。

神はまた、御使いを遣わし、預言者たちを通して、人の一生は短く、儚いものであることをイスラエルの民に語られました。民は、バビロン捕囚に伴う悲惨さを経験し、死と向き合う中で生と死を支配しておられる神の存在とみわざに心を向けていきました。またもう一方で、神のみことばが変わることなく、永遠に続くものであることを思い知ることになります。

神は、御子イエス・キリストが来られる前に、イスラエルの民にバプテスマのヨハネを「荒野に叫ぶ者」として遣わし、民に悔い改めを迫りました。ヨハネは、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と語りました。神は、御子を通してご自身を現して、罪を赦し、民を贖い、天の御国の祝福の中に招き入れてくださいました。当時だけでなく、今も神は御子にあってご自分の救いを提供し続けておられます。イスラエルの民だけではなく、すべての民にキリストの救いを現し続けておられます。

私たちも、預言者イザヤのように、またバプテスマのヨハネのように、神のみことばを伝え、キリストの栄光を現していきましょう。周りの人々が、御国の福音のことばを聞いて、羊飼いなるキリストに帰り、キリストの恵みと報いを受け取ることができるように用いていただきましょう。キリストは、ご自身の羊たちを養い、愛し、守り、導いて、ご自身の栄光を現してくださいます。