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「人に福音を伝え導きましょう」 使徒8:26~40

神なる主は、人々に福音を語る器として執事のピリポを用いられました。主の使いが彼に現れて、行くべき道を告げました。ピリポは、主の使いが語ったみことばの真意を理解できませんでした。しかし、それでもみことばに従いました。主は、ピリポが福音を語る相手としてエチオピア人の宦官を備えてくださっていたのです。

馬車に乗ってイザヤ書53章を読んでいた宦官に、ピリポは「あなたは、読んでいることが分かりますか」と尋ねました。宦官はイザヤ書に記されている「彼」が誰であるか分からなかったのです。ピリポは、聖書が指し示すキリストを伝えました。私たちも、キリストを知らない人々にキリストを伝えます。主の御霊が、私たちに働きかけてくださいます。また福音を聞く人々の心にも働きかけて、彼らが福音を聞くことができるように導き整えて下さいます。

ピリポは、聖書からイエス・キリストを宦官に伝えました。イエスが、ご自分を信じる人々に罪の赦しを与え、彼らを義とし、神の御国の民とする福音であることを示しました。私たちも、聖書から始めて、イエスを良い知らせとして伝えていきましょう。主が、聞く人々の心に、ご自身のみことばをもって福音を聞く人々の心に語りかけてくださいます。

主が2人を導いてくださったので、ピリポは宦官にバプテスマを授けることができました。ピリポは新しい地域に導かれ、キリストを宣教していきました。宦官は、喜びながら帰途につき、故国でキリストを紹介していったでしょう。

神なる主は、イエス・キリストとその福音を伝えることによって、イスラエルの民だけでなく、全世界の民が、罪を悔い改めて、ご自分のもとに帰ってくることを計画し、今も働き続けておられます。ですから、私たちも、主の御霊に力づけられつつ、主とその福音を伝えていきましょう。主は、私たちを用いて福音宣教のみわざを推し進めてくださいます。