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「主の御名のために苦しむ幸い」  使徒の働き9:1~19

サウロは、イエスとキリスト者たちに対して偏見と敵意を抱いていました。神と神のみことばを守るためには、間違った道を唱えているキリスト者たちを取り締まり、イスラエルから悪を取り除かなければならないと考えて、キリスト者たちを迫害しました。サウロは、エルサレムだけでなく、ダマスコにいるキリスト者たちを捕らえる権限をも手に入れました。人は、自分の考えを絶対化して、主イエス・キリストを正しく見ていないことがあります。

イエスは、天からの光をもってご自分をサウロに現し、サウロが迫害しているご自分こそが神なる主であることを示されました。目が見えなくなったサウロは、イエスこそ自分が信じ仕えてきた神なる主であることを悟りました。サウロは、主の命令に従って、立ち上がってダマスコの町に入りました。私たちも、イエスに出会い、イエスこそ神なる主であることを悟る時に私たちの人生も変えられていきます。また主の命令に従おうとします。

主イエスは、目が見えるようになる幻をサウロに示されました。そしてその幻をアナニアにも語られて、アナニアがサウロのところに行くように命じられました。しかしアナニアは、サウロが迫害者であったので、行くことをためらいました。主は、サウロが主の名を人々に運ぶ選びの器であり、主の名のために苦しむことをもアナニアに伝えられました。

アナニアは、自分の考えに固執するのではなく、危険も承知で主のことばに従いました。パウロは、アナニアの按手を受けて、目が見えるようになり、聖霊に満たされて、主の救いを人々に伝えていきました。私たちも、主と福音の為に苦しむ事を嫌がらず、かえって幸いであると確信していきましょう。暗闇の中にいる人々を主の光へと導きましょう。人々が悪魔の支配から神の支配の下で生きるように導きましょう。聖霊に満たされて主を伝えていきましょう。