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「平和の福音を宣べ伝えましょう」 使徒の働き10:34~36

私たち人間は、さまざまな理由をつけて、他の人を見下し、差別しようとします。しかし、創造主なる神は、人をかたより見ることなく、人を差別されません。神は公正な方であり、人の行いに応じて報いてくださいます。ですから、私たちは、悪を避け、善を行わなければなりません。しかし、私たちは願っている善を行わないで、憎んでいる悪を行ってしまいます。それゆえ、誰もが、イエス・キリストの救いを必要とするのです。

神は、異邦人であるけれども、神を恐れ、正しいことを行っている百人隊長コルネリウスに目を留め、祈りを聞いてくださいました。神は、コルネリウスがペテロと出会えるように導き、同時にペテロがコルネリウスを受け入れる事ができるように準備してくださいました。神は、救いを求めていたコルネリウスに、ペテロを通してイエス・キリストの救いのみことばを宣べ伝えられたのです。

神は、イエス・キリストを通して平和を宣べ伝えることによって、ユダヤ人に救いのみことばを送ってくださいました。その救いのみことばは、イエスの弟子たちを通して全世界に伝えられていきました。具体的には、神は、異邦人である百人隊長コルネリウスの所にユダヤ人のペテロを遣わして平和の福音を宣べ伝えられました。キリストを通して与えられた平和は、①神と人々との平和であり、②人と人との平和です。

神は、イエス・キリストがすべての人の主であることを示すために、ユダヤ人の中からもイエス・キリストを主と信じる者を起こし、また異邦人の中からもイエス・キリストを主と信じる者を起こしてくださいました。そして今も起こし続けてくださっています。私たちは、キリストを主とし、主に信頼し、主のみことばに従い、平和を築いていきましょう。そして私たち自身が平和の福音を宣べ伝える者となりましょう。