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「いやし主なるイエス・キリスト」 イザヤ書53:1~6 林 美江子姉

誰でも、いろいろな痛み・苦しみを抱えています。外見は、何の試練も苦難もない幸せな人生を送っているように見える人も、他人にはわからない痛み・苦しみを抱えています。私たちが抱えている痛み・苦しみは何でしょうか。病気からくる苦しみ、家族・親族からくる苦しみ、職場での苦しみ、経済的な苦しみ、過去のトラウマによる苦しみなど、私たちは多くの痛み・苦しみを抱えています。

主イエス・キリストは十字架で私たちの身代わりとなって、人として肉体と精神、霊、魂の痛みと苦しみを経験されました。それは、私たちの罪の赦しと全人格的な癒しのためでした。それ程の愛を示してくださったお方が、私たちの人生における悩み、苦しみ、痛み、悲しみを知らんふりして放っておかれるはずがありません。癒し主なるイエスは、私たちの痛み・苦しみをご存知です。私たちの人生における悩み、苦しみ、痛み、悲しみを全て担ってくださいます。

イエス・キリストによる癒しは、肉体や精神の癒しだけではありません。最も大切な、神との断絶関係が癒されて、父なる神との正常な関係が回復するのです。主キリストは真の救い主、真の癒し主です。主を信じる者には、「癒し主なるイエス・キリスト」による癒しが与えらます。更に、主はもっともっと素晴らしい約束を私たちに与えてくださっています。「神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」黙示21:4「十二の実をならせるいのちの木があって、毎月一つの実を結んでいた。その木の葉は諸国の民を癒やした。」黙示22:2

 

主が私たちにして下さったように、私たちも試練・苦難の体験を通して、同じような試練・苦難の中にある人たちの痛み・苦しみに共感し、寄り添い、慰め励まし、祈る者にさせていただきましょう。