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「神の愛によって互いに愛し合いましょう」 Ⅰヨハネ4:7~10

御子イエス・キリストを信じている者たちは、神の御霊をいただいて、生まれ変わり、神から出た者となりました。愛は、神から出ており、神とキリストを信じているキリスト者も神から出ています。愛も、神の子どもであるキリスト者も、源は父なる神です。父なる神は、愛の源であり、神の子どもの源でもあります。ですから、神が私たち人間を愛しておられるように、神の子どもである私たちも、神を愛し、人々を愛していくのです。

ところが、私たちが神の子どもとして神の愛の戒めに従っていこうとすればするほど、私たちの肉のうちに働く罪の力は強くなります。私たちは、私たちの霊のうちにおられる神の御霊に頼り従うことによって、罪に対して勝利を得ることができます。神を愛し、人を愛し、主にある兄弟姉妹を愛することができるようにしていただけます。罪を犯した場合には、罪を神に告白し、御子イエスの血によってきよめていただきましょう。

しかし多くの人が、神が愛であることを認めるどころか、否定さえしてしまいます。神とキリストを知らない人であれば致し方ないですが、信じている人が神の愛に対する不信感を抱いている場合が問題となります。ここには三つの問題点が潜んでいます。①人間の罪の結果を見落としています。②人間中心の価値観で判断しています。③キリストによる神の愛を見失っています。

神は、御子をなだめのささげ物として私たちの代わりに十字架につけるほどに、私たちを愛してくださっています。ですから、私たちは、いつも十字架のキリストを見上げ、神の義と愛を発見させていただきましょう。事象や出来事や人々の言動から、神が愛ではないと判断しないようにしましょう。愛なる神から出た神の子どもであることを自覚していきましょう。御霊の助けを得て、神が愛しておられるように、神と人々を愛し、兄弟姉妹を愛していきましょう。