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「母が子を養い育てるように」 Ⅰテサロニケ2:5~8

母が子を愛して養い育てるように、私たちも、人を愛して養い育てていけるようになりたいものです。そのために自分の命を与えることができればいいですね。しかし実際は、母も子供を愛する上で悩みを抱えつつ、子育てをしています。また私たちも、母の愛を持って人を愛することに困難を覚えることが多々あります。私たちは、パウロから、母が子を養い育てるように、人を愛し、自分の命を与えることを学んでいきましょう。

パウロは、ピリピにおいてだけではなく、テサロニケにおいても、苦しみに遭い、辱めを受け、激しい苦闘の中で神の福音を大胆に語ったことをテサロニケの兄弟姉妹たちに思い起こさせました。パウロが福音を伝えた動機は、①へつらいのことばを用いて本心を隠す為でもなく、②貪欲になって利益を得る為でもなく、③人々から栄誉を受ける為でもありませんでした。

パウロは、母が自分の子供たちを養い育てるように、テサロニケの兄弟姉妹たちに優しく接し、彼らを慕い、自分の命を与えることさえ喜びと考えていました。パウロは、テサロニケの人たちに、神の福音を伝えました。彼らは、パウロの伝えた福音を信じて受け入れました。彼らは、御霊をいただき、神の子供たちとして新しく生まれました。パウロは、神の子供たちとなった兄弟姉妹たちを養い育てることを決意し、実行していったのです。

では私たちは、どのようにすれば、パウロのように、人々を愛し、自分の命を献げ、それを喜びと考えていけるのでしょうか。私たちは、キリストが十字架で示された愛と献身を覚えていきましょう。キリストの愛と献身に倣っていきましょう。自分の命は神からの授かり物であることを心に留めて、自分の命を神と人を愛することに用いていきましょう。御霊に助けていただいて、人を愛して自分の命を献げていきましょう。