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「神を愛する人は兄弟を愛する」 Ⅰヨハネ4:17~21

造り主なる神は、私たち人間を、愛する存在・愛する対象として、ご自分に似せて形造ってくださいました。また私たちに、愛する存在・愛する対象として、家族、隣人、主にある兄弟姉妹たちを与えてくださっています。私たちが、神の愛を覚えて、御子イエス・キリストのように、神と人々を愛するなら、私たちは神のさばきを恐れることなく、神との愛の交わりを豊かに持つことができるのです。

私たちは、自分が神に愛されていることを知って、神を愛するようになっていきます。神は、私たちが神に逆らい、神を無視して、好き勝手に生きていた時にも、私たちを愛し続け、必要なものを与え、神の救いを与えてくださいました。私たちは、必要なものすべてを与えておられる神に感謝し、神の愛を覚えていきましょう。御子を私たちの身代わりとして十字架につけられた神の愛を信じて、その愛に応えて、神を愛していきましょう。

しかし私たちが、自分の周りにいる人を憎んでいるとしたなら、どうでしょう。神が与えてくださっている人を憎みながら、神を愛することができるのでしょうか。聖書は、神を愛する者は、人を憎むのではなく、愛するように教えています。私たちは、偽り者とならないで、真実に神と人を愛していきましょう。愛なる神に助けていただいて、心の中から憎しみを追い出し、愛を持つようにさせていただきましょう。

主イエス・キリストは、神を愛し、人を愛し、兄弟姉妹たちを愛することを弟子たちに教えるだけでなく、実践し、模範を示してくださいました。キリストは、御霊として私たちのうちに住まわれ、私たちが人を憎むのではなく、愛するように導いてくださいます。御霊に頼り従って、神を愛し、人を愛し、兄弟姉妹たちを愛していきましょう。