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「命の大切さを知りましょう」 ヨハネ10:17~18

私たちは、創造主なる神に出会う時に、自分の命は神によって与えられ生かされていることに気づきます。私たちは、命の源なる神を信じることによって、自分の命の大切さと他の人たちの命の大切さを知ることができます。

私たちは、神の愛と守りがなければ、一瞬たりとも生きていることはできません。聖書は、神と私たちの関係を羊飼いと羊にたとえています。神は、私たちを愛し守ってくださる羊飼いです。私たちは牧場の羊です。神が人となって来られたイエスは、羊のためにご自分の命を捨てる良い羊飼いであることを示してくださいました。イエスは、ご自分に信頼し、ご自分の声に聞き従う私たちを、罪の縄目から、死の恐怖から、悪魔の攻撃から守り、神が与えてくださる豊かないのちで満たしてくださるのです。

イエスは、十字架でご自分の命を捨ててくださいました。それは、私たちの命を買い取り、ご自分の羊とするためでした。イエスを逮捕し裁判にかけた者たちや、十字架にかけた者たちが、イエスの命を奪ったのではありません。イエスは、ご自分の命を捨てる権威と再び得る権威を神から授かっておられました。イエスは、神の命令に従って、私たちのためにご自分の命を献げてくださったのです。その贖いによって、私たちは、赦され、愛され、生かされています。

イエスは、神を愛し、私たちを愛して、父なる神の命令に従われました。神は、イエスが、十字架に至るまで、ご自分を愛し、信頼し従う姿を見て、イエスにご自身の愛を豊かに注いでくださいました。私たちは、イエスの愛を覚えて、自分の命を粗末にするのではなく、大切にしていきましょう。そして神を愛し、人を愛し、自分を愛して、与えられている命を豊かに用いていきましょう。