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「恵みの福音に生きる」Iコリント15章1〜11節   鈴木義明牧師

さて、人生に今日、パウロは最も大切なもので、「福音」だと言います。1と2節を読みますと、その福音によって「立っている」、さらに「救われる」と言います。人生を支えていて、生活の拠り所となっているという意味です。福音の内容を四つの言葉で表現しています。

1.「キリストは、私たちの罪のため死なれた、…」私たちの人生を支える福音の第一番目は、罪のため死なれたことです。私たちの罪の解決で罪は、人生の問題の根本問題であり、イエスは、この根本問題を解決するため死なれたというのです。

2.さらに4節「…葬られたこと」が語られています。神様は、私たちの生を与え、その私たちが神から離れて命の源から離れた時に、神は御子イエスを地上に遣わし、死なさせ、そして墓に葬らせたのです。イエスは、私たちと同様に肉体を持ってこの世に来られたことを教えています。

3.「三日目によみがえられた」

パウロは、キリストがよみがえられたと語ります。私たちの罪は、私たちの肉体と心全てに浸透して影響しています。主イエスが死からよみがえられたことで、私たちの肉体のよみがえりと救いに関して大きな人生の解放につながったのです。パウロは、主イエスの復活を目の前で体験したことで、変えられた人生を強調しています。

4.復活の主との出会いは、神の恵みである

神の一方的な愛を恵みと言います。神の教会を迫害した自分に、主は、ご自分を現してくださった。主イエスの出会いによって、自分の罪を赦され自分の人生が大きく変わった。恵みの人生に変えられたのです。この経験を「ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。」と言っています。神の恵みによって、今の自分になったのだと歓喜を持って語っているのです。その恵みの福音に自分は立っているのだと主張しているのです。