· 

「罪を赦される幸い」ローマ4:6~8

日本全国・外国から来た総勢およそ1200名の方々が第7回日本伝道会議に参加しました。参加者は、創造主なる神と救い主イエス・キリストを賛美とみことばと祈りをもって、一緒にほめたたえました。その光景は、天の御国での有様のようでした。私たちキリスト者は、神のみことばと神のみわざに立って、神とキリストを信じて、赦されて義とされている幸いを得ています。その幸いを覚えて私たちは共に礼拝しました。

 私たち人間は、聖く、正しい神の前に、自分の行いによって義とされることはありえません。私たちは、神の聖く、正しい、愛の律法を破っているからです。たとえ善を行うことができたとしても、自分の行いを誇り、他の人を見下してしまう罪を犯しているからです。ですから人は、神とそのみことばを信じる信仰を通して神によって義とされます。ダビデも、行いによってではなく、信仰によって義とされる幸いを味わいました。

 私たち人間は、本来であれば、罪と咎のゆえに裁かれ、滅ぶべき存在です。にもかかわらず、砕かれた悔いた霊をもって神に近づき、罪を告白するなら、神は、罪を赦してくださいます。神は、「罪を赦される幸い」を、すべての民に告げ知らせるために、御子イエスを人間の世界に遣わしてくださいました。御子を十字架につけることによって、私たちの罪を赦し、覆い、認めないようにしてくださいました。

 神は、私たちを憐れみ、キリストの犠牲によって私たちの罪を赦してくださいました。ですから私たちも、兄弟姉妹を憐れみ、彼らの罪を赦すべきなのです。主の御霊は、私たちを力づけ、赦していく者としてくださいます。私たちは、罪を赦されている幸いと義とされている幸いを喜び感謝しましょう。神に愛され、赦されている者として、他の人たちを愛し、赦す者となりましょう。罪を赦されている幸いを隣人に伝えていきましょう。