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「新しい人の結ぶ実」エペソ4:25~32

私たちは、イエス・キリストを救い主・主と信じて、キリストに結び合わされ、キリストにある者とされました。キリストにあって古い自分を脱ぎ捨て、キリストの義と聖さによって神にかたどり造られた新しい自分を着ました。ですから、新しく造り変えられたキリスト者は、古い服の上に新しい服を着てはいけません。きっぱりと古い服を捨て去りましょう。すなわち古い自分を捨て去り、新しくされた自分として生きていくのです。

パウロは、古い服を脱ぎ捨て、新しい服を着る具体例を記しています。①「偽りを捨て、真実を語る」②「盗みをしないで、正しい仕事をする」③「悪いことばを使うのではなく、良いことばを使う」④「悪い行いを捨て、良い行いに励む」ことです。神がキリストにあって私たちを赦されたように、私たちも互いに赦し合います。

私たちが新しい人になったからと言って、私たちに罪の力が働かないで、悪魔の誘惑は来ないのではありません。私たちが、神の子どもたちとして新しく造られて、神に似た者へと変えられたいと願うからこそ、罪の力はより強く働き、悪魔の誘惑はより激しいものとなっていきます。キリストを信じる前は、罪を罪とも思わず、悪魔の支配の中に生きていました。しかし今では、自分自身を罪の状態の中に留めず、悪魔に機会を与えないように心がけます。

私たちは、神の子どもとして霊も体も贖われる日のために、神の聖霊によって証印を押されています。私たちが悪を行う時に、私たちに内住しておられる聖霊が強く悲しまれます。私たちが、心の耳を澄ませて、聖霊の御声に聞くなら、聖霊が悲しんでおられることを知ることができます。ですから聖霊を悲しませることを避けていきましょう。聖霊に喜ばれるようにしていきましょう。