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「柔和な王イエスを礼拝する」マタイ21:1~11

主キリストの2024年が始まりました。元日早々、北陸地方を襲った大地震で心を痛め不安に駆られるスタートとなりました。しかし、私たちは、この不確かで不穏な世情の中にあっても、主を礼拝できる幸いを感謝しましょう。

イエスは「柔和で平和の王」として、私たちの所に来てくださいました。世界の国々の王や支配者の中に「柔和で平和の王」を誰一人として私たちは見出せません。ゼカリヤは「イエスが義なる王、柔和な王」として、私たちの所に来られることを預言しました。

この世の王は自らの権力・支配を誇示しようとします。しかし、イエスは子ロバに乗ってエルサレムに入城することによって、ご自身が「謙遜・柔和・公正・平和の王」であることを現わされました。その姿を見た群衆は、「ホサナ(主よ、どうか救ってください)ダビデの子に。祝福あれ、主の御名によって来られる方に。」と喜び叫んで救い主・王として迎えました。主イエスは、全ての人の救い主です。悩み苦しむ人々を癒し、罪から救い出してくださいます。私たちも癒され、罪から解放されてキリスト者とされました。

弟子たちは、主が命じられたとおりに子ロバを貰い受けに行きました。「何のためですか?どうして私たちが行かなければならないのですか?」とは問いませんでした。私たちも主の弟子として、主のみことばのとおりに信じ、従い、行う者となりましょう。私たちは弟子として、主イエスの主権と御業に目を留めて従っていきましょう。「柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐからです(マタイ5:5)。」「平和を造る者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです(マタイ5:9)。」私たちも柔和な者とされ、平和を造る者になりましょう。主のみことばに心を向けて、神の御国に入れられるまで、私たちの主キリストを礼拝していきましょう。