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「兄弟愛をもって互いに愛し合う」ローマ12:3~10

「一つのからだには多くの器官があり、しかも、すべての器官が同じ働きをしていないように、大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、一人ひとりは互いに器官なのです。」

使徒パウロは、教会はキリストの体であり、キリスト者は各部分であること、そして互いが全体の益のために奉仕すること、その奉仕のために神は、キリストにあって、各自に恵みの賜物を与えてくださったと語っています。

私たちは、何のために奉仕するのでしょうか。それは、キリストの体なる教会を共に建て上げていくためです。パウロは、この真理を、分かりやすいように体と各器官でたとえています。一つの体には、多くの器官がありますが、同じ働きをしていません。それぞれが、異なった働きをしています。それぞれが活かし合い、助け合い、協調して、支え合うことによって健全な肉体が維持されます。

パウロは、体と各器官の関係を語ることによって、霊的な体、霊的な各器官の密接な関係を理解し、悟るように教えています。神は、一人一人に異なった賜物を与えてくださっています。私たちは、与えられている賜物を、主と教会のために喜んで献げていきましょう。また、互いの徳を高め合うために活かしていきましょう。

「たとえ私が持っている物のすべてを分け与えても、たとえ私のからだを引き渡して誇ることになっても、愛がなければ、何の役にも立ちません。」(コリント13:3)

私たちは、キリストにあって、御霊をいただいて神の子供とされ、神の家族の一員とされています。神の家族として、兄弟愛をもって互いに愛し合い、互いに相手をすぐれた者として尊敬し合い、主に仕えていきましょう。