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「本当の名誉を得る」(ルカの福音書 14:7~11)

イエスは、当時の披露宴を題材に、人は、神の前にどのように振る舞うべきであるかを示しておられます。招待主は、神です。招待されている者たちは、神が神の国の宴会に招いておられる人たちのことです。

私たちは、優劣をつけるために序列をつけたがります。序列から自分の位置を確かめようとします。席次が良ければ優越感に浸りますし、悪ければ劣等感に悩まされます。

パリサイ人たちは宴会で上座を好みました。イエスは彼らに婚宴に招かれたなら上座に座らないで末席に着くように諭しました。招待主が謙遜な客に、より上の席をあてがってくれるからです。イエスは見せかけの態度ではなく、心から謙遜になるように求めておられるのです。

私たちの誰もが、神の前に立ち、自分をどのように評価しているのかが問われています。私たちは、神と人々の前に、自分を低くする者となっているでしょうか。それとも、自分を高くし、自分の優秀さを認めてもらわないと気持ちが収まらない者でしょうか。

キリストは、神の御姿であられるのに、自らを低くして、十字架の死に至るまで神に従われました。神は、イエスをよみがえらせ、天に引き上げ、ご自身の右の座に着かせて、すべての栄光を与えられたのです。

私たちは、キリストの謙遜な姿勢を覚えて、神の前に、自らを低くして、本当の名誉を神から得るようにさせていただきましょう。