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「救い主誕生の預言」(エゼキエル書 34:17~24)

イスラエルの指導者たちは、神から委ねられていた務めを果たさず、羊である民を迷わせ、神の前に罪を犯し続けていました。その結果、イスラエルの民は、神がアブラハムに約束された祝福の道を踏み外し、苦難の歴史を何度も繰り返していました。

しかし、神はイスラエルを見捨てることなく、その度に救い主が与えられることを預言者たちに語り続けてこられました。

神は、エゼキエルを通して「1人の牧者、わたしのしもべダビデを起こす」と預言されました。どうして、すでにこの世にいないダビデを牧者として起こすと神は言われたのでしょうか。

神は、預言者ナタンを通してダビデに「わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし、彼の王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。」と語っておられました。

神が語られた約束は、エゼキエルが預言したおよそ580年後に実現しました。ダビデの家系から1人の羊飼い、神の僕、イスラエルの君主となるイエス・キリストがお生まれになりました。

父なる神は、イスラエルの民の救いのためだけでなく、異邦人である私たち日本人を含む、世界中の全ての国民の救い主として、イエス・キリストを与えてくださいました。

主の羊である私たちは、「失われた羊たち」である日本人の救いのために福音を携えて、主の御降誕の恵みを証ししていきましょう。